マンション清掃を人に任せているオーナーさん必見！清掃状況を確認する方法3つ

マンション経営をされているオーナーさんの中には、ご自身はマンションから離れた場所に住んでいたり他に仕事を持っていたりといった理由で、清掃を人に任せているという方も少なくありません。近くに住む親戚や知り合いに頼んでいる／清掃スタッフとしてパートさんを雇っている／清掃会社に外注している／任せている管理会社が清掃も請け負っているなど状況は様々ですね。

しかし、頻繁にマンションを訪れることができないオーナーさん！きちんと清掃されているか確認できていますか？不安はないですか？

今回は、安心してマンション清掃を任せるためにオーナーさんが確認するべき3つの方法を紹介します。

よくあるマンションオーナーさんの心配事

マンションオーナーさんから、清掃スタッフに関して次のような心配事を伺うことがあります。

〇清掃作業・仕上がり

・もれなくあらゆる場所にきちんと清掃が行き届いているか

・手を抜くことなく、丁寧にまじめに清掃をしているか

・「ごみ収集の後にごみ置き場を掃除する」「早朝や深夜は騒音が迷惑になるので避ける」というように決められた清掃日や時間が守られているか

〇清掃スタッフの態度

・挨拶をしているか

・言葉遣いは丁寧か

・笑顔で感じの良い態度で居住者や近隣の人と接しているか

・居住者や近隣の住民の通行の妨げや迷惑にならないようにしているか

・特定の住戸の人とだけ親しくしたり便宜を図ったりしていないか

・居住者の個人情報を他の居住者や外部の人に漏らしていないか

毎日清掃を見届けるわけにもいかないので様々な不安が生じるのですね。

本当にあった清掃スタッフの問題行動によるトラブル

一般的に、清掃スタッフの問題行動として、次のようなケースがあります。

・知り合いに清掃を依頼していたので安心していたけれど、久しぶりにマンションを訪れると汚れがひどくて驚いたというケース。これは清掃を請け負っていた知り合いが適当にしか清掃をしていなかったことが原因です。

・居住者の住環境を守るために清掃は日中にしてと依頼したにもかかわらず、清掃スタッフの都合で勝手に深夜に共用の通路の清掃をしていたというケース。掃除機の音がうるさいと居住者からクレームが来て発覚しました。

・居住者と友好的な関係を築ける清掃スタッフでしたが、ある居住者とおしゃべりしている中でうっかり別の居住者さんの個人的なことを話してしまい、トラブルに発展したというケース。

不安解消のために確認する3つの方法

それではその不安を解消するために何ができるでしょうか。

①現地を訪れて確認する

一番はやはりご自身の目で確認することでしょう。時々現地を訪れて清掃状況を確認できれば間違いありませんね。ホコリが溜まっていたり、床が黒ずんでいたり、クモの巣があちこちに張っていたりしたら、清掃作業に何らかの問題があることを意味しています。問題を発見したら、清掃スタッフに指導をしたり、清掃箇所や清掃方法に関する細かい取り決めをするなどして改善を求めましょう。

清掃会社や管理会社に委託している場合は、窓口となる担当者に代わりに確認してもらうことも可能です。

②清掃スタッフの勤怠をチェックする

勤務表や清掃のチェックリストを作り、清掃スタッフの勤怠や清掃内容を共有しましょう。

いつどこを清掃したのかを把握することができます。これにより、決められた日程で清掃をしているか、勝手に清掃時間を変更したりしていないか確認できます。これも清掃会社や管理会社に委託している場合は、窓口となる担当者に依頼することも可能です。

③居住者の声を聴く機会を設ける

マンションに暮らす居住者さんと話をしたり、意見箱を設置するなどして、居住者さんの声を聴きましょう。居住者さんが一番清掃スタッフと接する機会が多く、清掃スタッフのことをよく見ています。清掃作業や仕上がりに不満はないか、清掃スタッフの態度に不満はないか、あれば具体的にどういう内容なのか確認することで改善が図れます。清掃スタッフに問題行動があるとわかった場合は、指導したり改善を促しましょう。

マンションオーナーとして清掃スタッフと信頼関係を築くことが大切

オーナーさんにとって大切なマンションなので、きちんと清掃してくれる方に任せたいですね。常に目を光らせているというわけにもいきませんし、厳しく監視・管理するのではなく、信頼して任せられるような関係を目指しませんか。

そのためには最低限の確認は必要です。確認をして感じたこと気づいたことを伝えて改善してもらっているうちに不安は減っていくでしょう。人と人との関係では、こちらが信頼していれば相手もそれにこたえようと頑張ってくれることがほとんどです。お互いに信頼できる関係を築いていきましょう。