マンション住人に聞いた「共用部の掃除に関する不満・困りごと」

あなたの経営するマンション住人は、共用部の掃除について満足していますか？実は不満があったり何かに困っている住人もおられるのではないでしょうか。

各室内の掃除はそれぞれの住人の責任で行うものですが、廊下や階段・エレベーターなど共用部の掃除は違います。管理人が掃除しているマンションもあれば、マンションのオーナーが掃除をしているマンションもあるでしょう。住人たちによる管理組合があるマンションでは、管理組合が委託した管理会社が清掃を行っているところもあるし、管理組合の組合員（つまり住人自身）が分担して清掃を行っているところもあります。そうした中で、様々な不満やお困りごとを抱えているマンション住人がおられるということに気付いていますか？

マンションの住人が挙げるマンション共用部の掃除に関する不満・困りごと

マンションに住んでいる方に、マンション共用部の掃除に関して不満に思っていることや困っていることを伺うと、以下のような不満・お困りごとが挙げられました。

住人自身が共用部を掃除することに関する不満・困りごと

「お隣の方はご自身で廊下の掃除をしているようだが、自分は日中仕事で留守だし廊下の掃除をする時間がない。いつもやってもらってばかりで申し訳ない。でも、そもそも廊下の掃除は自分たちでしなくてはいけないの？」

「廊下や階段などは自分たちも良く使う場所ですぐ汚れる。サッと掃除してしまいたくなるけれど、してもいいの？」

「自分で掃除していたら、隣人から『管理人さんに任せておけばいいのに、なんで自分で掃除するの？』と聞かれた。自分で掃除してはいけないの？」

「自分が掃除をしているところを見たら、毎日掃除をしてくれている管理人さんは気を悪くするだろうか。」

「住人で構成された管理組合で『共用部の掃除は清掃会社に委託せず、管理組合全体で行う』と決まっている。つまり住人全員で行うという意味だと思うが、全くしない人や適当な掃除しかしない人がいて、不公平に感じる。」

「掃除ができていないとクレームを入れている人がいるが、それくらい自分でさっと掃除すれば良いのにと思う。」

住人自身が共用部を掃除する場合、する人としない人がいたり、頻度や丁寧さに差があったり、不公平に感じてしまうことが多いようです。「自分だけがいつも掃除しているのが不満だ」「自分は掃除をする時間がないけれど、周りがしているのを見ると罪悪感を感じる」「やれる人がやればいいと思って自分が掃除をしているけれど、それを見て負担に感じている方もおられるようで逆に気を遣う」といったお困りごとが聞かれました。

共用部の掃除が行き届いていないことに関する不満・困りごと

「管理人さんが時々掃除をしているが、丁寧とは言えず汚れが溜まっている。」

「マンションのオーナーさんは遠くに住んでいるからか、マンションに来ることはほとんどない。ごみ置き場がよくカラスに荒らされて汚れているが、そのまま放置されている。なんとかならないか。」

「家賃とは別に共益費を払っているのに、掃除をしている様子はなく廊下や階段などが砂や枯れ葉で汚れている。共用部の掃除は共益費に含まれているのでは？」

「管理組合に管理費を払っていて、そのお金で共用部の清掃スタッフを雇っているのだが、前の人が辞めた後新しい人がなかなか決まらないようで、今掃除をしてくれる人がいなくて困っている。」

マンションの共益費や管理費の使い道については明確な決まりはなく、必ずしも共用部の掃除にかかる費用がそこに含まれるとは限りません。しかし含まれていると思っている住人は多く、清掃が行き届いていないと不満に感じるようです。

清掃会社に外部委託すれば、不満や困りごと解決に繋がる！

こうした不満やお困りごとが解消されずいつまでもそのままだと、住人はマンションを離れていってしまうかもしれません。トラブルに発展するケースもあります。マンション共用部の掃除に関する不満解消のために、清掃会社の清掃サービス利用を考えてみてはどうでしょうか。

清掃会社が適切な頻度で定期的に清掃することで、共用部は常に掃除が行き届いた状態に保つことができます。清掃スタッフの退職や欠勤の場合も、新しい人材は清掃会社が手配するため長期間清掃スタッフが不在という状況が避けられます。常に清掃が行き届いていれば、住人が「汚れているから自分で掃除した方が良いかな？」などと気にする必要がないので、住人間での不公平や偏りによる不満も解消されますね。

住人の支払う共益費や管理費を清掃会社の清掃サービス利用に使用することは、すべての住人に等しく還元できる有効な活用法であると言えます。マンション共用部の掃除を清掃会社に外注して、住人も満足するきれいな状態を保ちませんか？

マンションの住人は、共用部の掃除について様々な不満や困りごとを持っておられるということを認識していただけたでしょうか。不満はトラブルや住人が他のマンションに流れてしまう危険を伴います。住人の不満や困りごとは早めに解消しておきましょう。